APP Note109 − 3、6および12誘導心電図

心電図(ECG)は心臓活動の結果として皮膚(誘導)上の異なる部位間にて生じる電位差の変化の記録です。心筋細胞の脱分極は心臓のはたらきの主な電気事象です。これは電気的に分極された心筋細胞内部の電位が細胞外部に比べて高くなる時に生じます。

 

脱分極は細胞から細胞まで浸透し、心臓全体を通過して伝播する脱分極波を生成します。この波は電機の流れを表しており、体の表面に配置された電極によって検出することができます。脱分極が完了すると、心筋細胞は再分極と呼ばれる課程を通して静止膜電位に戻ります。この電気の流れもまた電極によって感知することができます。

 

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