APP Note 118 - EMG周波数信号解析
周波数領域でのEMG信号の解析は、信号の周波数スペクトルの特定の局面を説明する値やパラメータを含みます。パワー密度スペクトルのパラメータは、EMG周波数スペクトルの測定をするために、簡単に使用することができます。
このアプリケーションノートでは、EMG信号に含まれるパワースペクトルから生じる複数の測定値をどのように算出するか説明します。算出される測定値は、中央周波数、平均周波数、ピーク周波数、平均パワー、合計パワーです。EMGスペクトルが正規分布の場合、中央および平均周波数は同一になります。正規性からの逸脱は、中央および平均周波数において異なる値をもたらします。
AcqKnowledgeは、EMGデータが収集された後にこれらのパラメータを計算するのに使用されます。使用しているAcqKnowledgeのバージョンによって方法は異なります。
・ 自動評価 ― WindowsでAcqKnowledge4.0以上、またはMacで3.9.2以上のソフトウェアを使用して、自動化された方法で測定値を算出することが可能です。
◦ ケースA:特定の筋活動からの算出
◦ ケースB:複数の筋活動からの算出
・ 手動評価は、上記以前のAcqKnowledgeを使用している際の算出手順です。