APP Note 160 − ガス分析モジュールの応答時間

呼吸毎に呼吸ガスの測定に影響を与える主な原因は、O2100CとCO2100Cモジュールの応答時間です。CO2100CモジュールはO2100Cモジュールより少し速い応答時間となりますが、比較的高速な呼吸毎の通気測定を行う際、両方とも対応策が必要となる可能性があります。

一般的に、O2100CとCO2100Cモジュールは時間関数として様々なガス濃度レベルを測定するために、混合チャンバー及び非再呼吸"T"バルブと併用されます。混合チャンバーと"T"バルブは呼気の平滑化フィルタを効果的に構成します。この構成ではガス濃度は徐々にしか変更できないため、混合チャンバーに存在する酸素の変化と二酸化炭素濃度を監視しやすくなります。

代わりのより難しい測定シナリオは、単一呼吸中に特定の時点で酸素もしくは二酸化炭素濃度を正確に測定する必要がある場合です。この場合、モジュールがガス濃度の予測変化率に対応できることが非常に重要です。

このアプリケーションノートでは、O2100Cモジュールの応答時間を向上させる方法に焦点をあてます。必要に応じ、CO2100Cモジュールの速度を向上させるために同じ原理が適用されます。

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